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  • 2023.06.11
  • 宝石・ジュエリー豆知識
6月の新誕生石 アレキサンドライト✨

6月の新誕生石である「アレキサンドライト」は鉱物名クリソベリル(金緑石)の変種で、1830年ロシアのウラル山脈のエメラルド鉱山から発見されました。

昼間の自然光下でグリーン(青緑)、夜の人工照明下ではレッド(赤紫)へと色変化(変色性、カラー・チェンジ)をおこす他の宝石に見られない性質が発見され、珍しいとして時のロシア皇帝ニコライ1世に献上されました。伝説によるとその日が皇太子アレキサンドル2世の12歳の誕生日だったためその宝石に「アレキサンドライト」と命名したと伝わっています。

1890年頃になるとロシアのアレキサンドライトの採掘は枯渇してしまいます。その後、1900年頃にスリランカ、1987年にブラジル南東部に位置するミナスジェライス州エマチタ鉱山で良質なものが産出されましたが近年、産出量は激減し上質の原石の産出は非常に限られています。