「インペリアル・トパーズ」

 

11月の誕生石トパーズは

鉱物的にはアルミニウムケイ酸塩とフッ素（F）や水酸基（OH）の化合物ですが、

OH が優勢かFが優勢かで2タイプに分かれます。

 

OHタイプのトパーズは

美しさと希少性でFタイプのトパーズに優ることから

「インペリアル・トパーズ」と呼ばれます。

 

イペリアル・トパーズは

黄色、オレンジ、赤みのあるオレンジの色をしており、

屈折率の違いからFタイプのトパーズより輝きが美しいといわれています。

 

主な産地はブラジルのミナスジュライス州オーロプレト鉱山。

 

因みに「インペリアル」とは皇帝という意味を持っているのですが、

これはブラジルに在位したペドロ皇帝のインペリアルを冠してつけられたのが由来と言われています。

 

1883年、別鉱物の黄水晶（シトリン）を

「トパーズ」或は「ゴールデントパーズ」と偽称して売り出した為、

シトリンと明確に区別するために当時の皇帝の冠を頂いて名付けたのです。