ダイヤモンドは大きく分けるとTYPEⅠとTYPEⅡに分かれます。TYPEⅡダイヤモンドは世界で産出される全てのダイヤモンドのうちわずか2％以下しか存在しません。一般的に流通しているダイヤモンドは、ほとんどがTYPEⅠダイヤモンドで、通常店頭でTypeⅡダイヤモンドに出会うことはありません。ダイヤモンドは炭素結晶だと思われていますが、実は微量に窒素が含まれています。98％のダイヤモンドがこの窒素を含むTYPEⅠのダイヤモンドに属します。窒素を含むとダイヤモンドは微かに色が付き、窒素は少なければ少ないほど、ダイヤモンドは無色に近づきます。純粋な炭素の結晶であるTypeⅡダイヤモンドは色味の原因である窒素を含まないため、口では言い表せないほど、美しい透明感のある輝きを放ちます。

TypeⅡダイヤモンドの魅力は何と言ってもその透明感です。ダイヤモンドの中でも特にピュアな結晶であるTypeⅡダイヤモンドが放つ輝きは華やかさの中に品を感じる特別なものです。また、TypeⅡダイヤモンドはTYPEⅠダイヤモンドに比べて熱伝導率、つまり熱を伝えやすい性質を持っています。究極に純粋で熱を伝えやすいTypeⅡダイヤモンドは想いを伝えるには最適なダイヤモンドだと言えます。希少性の高さも魅力の一つです。カリナン1世やコイヌールなど世界的に有名なダイヤモンドはTypeⅡだということが分かっています。そして全体の2％以下しかない究極のダイヤモンドは、身に着ける方に特別感と満足感を与えてくれます。

TypeⅡダイヤモンドはとても希少性の高いダイヤモンドなため、一般的な宝飾店ではなかなかお目にかかることはありません。宝石を販売しているスタッフでもTypeⅡダイヤモンドの存在すら知らないという事も少なくありません。当店では100年の歴史を活かし、独自の仕入れルートを確立致しました。東京や大阪などの大都市に行ってもなかなか出会えないTypeⅡダイヤモンドを常時取り揃えております。是非店頭でTypeⅡダイヤモンドの透明感を感じてみてください。

圧倒的に希少性が高く、仕入れも難しいTypeⅡダイヤモンドをなぜ扱うのか？それはお客様に特別感のあるダイヤモンドを持っていただきたいからです。当店の仕入担当、田中店長はＧＩＡ（米国宝石学協会）でダイヤモンドの勉強をしている時にTypeⅡダイヤモンドの存在を知りました。その際、実物はなかったものの、講師が言っていたTypeⅡの美しさに感動し、いつかは必ず取り扱うんだと心に決めました。その講師はこのようにTypeⅡダイヤモンドを表現していました。「TypeⅡダイヤモンドの輝きはまるで、葉っぱの上の水滴が太陽に照らされたように美しく透明である。その輝きは水滴が落ちてしまうとなくなってしまうが、TypeⅡダイヤモンドの輝きは永遠である。」